モーニングアフターピルについてご説明します

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モーニングアフターピルとは?

性行為後に服用する避妊薬です

経口避妊薬(ピル)とは女性ホルモン、即ちエストロゲンとプロゲステロンの合剤を毎日少量ずつ飲み続ける事によって偽妊娠状態をつくり出し排卵を抑制することにより避妊を行うものです。
これに対しアフターピルとは性交渉のあと72時間以内(早い程よい)にホルモン投与(大体ピルの4〜8倍)をして、受精卵の着床を阻害して妊娠を阻止しようとするものです。

この事後避妊方法は昔から専門家の間では知られた方法ですが、日本ではほとんど知られておらず普及も
していません。
その原因として、

1.産婦人科教育の現場ではあえてこれを教えることはタブーとされ、専門医師でも知らない。
2.専用の薬剤が日本で市販されていない。

などが挙げられます。


治療方法と副作用

最近ではいろいろな雑誌や週刊紙に採り上げられ、患者さんの方が詳しくなっています。実のところ、少し前までは、日本国内の文献を検索してもアフターピルに関する記述はほとんどありませんでした。
海外の文献によると、具体的には女性ホルモン合剤を大量投与する、というのが概要なのです。

しかし、ホルモンの感受性に個人差が大きく、ある人ではホルモン中毒になる(多すぎる)のに、ある人では少なすぎて無効(つまり妊娠してしまう)なことがあります。中毒にならない範囲の最大量を投与することが必要となりますが、実はこれが非常に難しいのです。しかも副作用として大量 ホルモン投与による中毒症状、はきけ、めまい、生理不順等をおこします。

当院では、過去1年間に約20例の症例があり、性交後72時間以内でのプリベンの使用で、妊娠してしまった例は幸いに1例もありません。ただ子宮外妊娠(卵管妊娠)の場合は避妊は不可能です。
プリベンには子宮内膜に着床させない薬理作用があるので、卵管などの子宮外での着床を阻止するはたらきはありません。もっとも子宮外妊娠そのものが、異常妊娠なわけですから、これは仕方ありません。


効果

アメリカの文献によると、性交後12時間まで97パーセント、24時間まで95パーセント、36時間まで92パーセント、72時間まで89パーセントという成績があります。いずれにせよ100パーセントではないものの、かなりの高率で
妊娠を阻止できることがわかっています。

ただ、多くの使用経験から、この方法にも大きな落とし穴があります。この点も含めて、当院ではより完ぺきな使用成績を求め、独自のさまざまな用法を開発しています。
先に述べたような服作用に注意して使用すれば、有益な治療法と考えています。